12月のお題 -冷たし
「冷たし」時には、暖かい麺類!かなり、季語の曲解、こじつけのような感じ? とあるフィリピナーとの会話で日本のラーメンそっくりのMamiが話題になって調べることに・・。
フィリピンのMamiは、見かけはまるで日本のラーメンのようだ。ラーメン(拉面?)は中国を起源として東南アジア一帯に広まったわけだから、似ていてもさほど不思議ではない。フィリピンでは家庭料理や街の屋台のメニューとしてポピュラーらしい。調べてみると麺はエッグヌードルもしくはきしめんの様なライスヌードル(河粉)、スープはチキンスープが主流だが、ビーフやポークもある。フィリピンでは1918年に中国からの移民、Ma Mon Lukがチキンヌードルの行商を始めたことが発祥、当初は肩に掛けた竹竿の前後に食材をぶら下げることから始め、やがてはレストランを開いた。名前のMaと中国語でレシピの意味のMiからMami(馬味?)、一説ではタガラグ語のManak(チキン)とMiki(エッグヌードル)からの命名との説もある。
以前台湾で経験したことがあるが、日本人がアジアのラーメンを食べると、その麺の"こし"のなさにがっかりすることもある。たいていが手延べ麺、ぐるぐる回して伸ばしていくためこしがなくなるのだろう。
麺類はアジアの味、アジアの文化。ぜひ各国の麺を試してみたいものだ。日本にはオリジナルな蕎麦と、うどんがある・・、フォーリナーに解ってもらえるかな。